天使の羽根
煮え切らない返事をする高生は、穂高の言葉を遮り、居間のテーブルに向かい座った。
「おじさん」
その背中を見つめながら、穂高は高生の後に続いて目の前に腰をおろす。
「史恵さん、いつも作ってくれてありがたいね。でも一緒に食べれなくて残念だよ」
そう言って話を逸らしたがる高生の目を、穂高はジッと見据えた。
「ところで、おじさんのお父さんの名前……道彦って言うんですよね」
とにかく、穂高は話を戻そうとしていた。
「あ、ああ……」