天使の羽根

「好きで息子になったわけじゃねぇだろ」

「っていうか、あずみちゃんは穂高の事が好きだから嫌じゃないはずよ」

「ばっ!」

 史恵の言葉に動揺した穂高は、耳まで赤く紅潮する。

「ばっかじゃないの?! 誰がそんな事言ったよ! 話すり替えんな!」

「見てれば解るわよ~あずみちゃんは昔から穂高が好き……っていうか、好きじゃないと困るぅ」

 あはは、と笑いながら史恵はリビングのドアに手をかけた。


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