イジメ

悲劇の始まり

それは突然始まった。

今日から学校が統合して新しい学校だ。
《どんな子がいるんだろう。スッゴい楽しみだな～》

私は自分の組を見て教室に向かった。
教室に行くともう何人かは来ていた。
私は自分の席に着いた。
時間になったので私は組が違ってしまった友達と一緒に体育館に向かった。

そして、体育館に着き自分達のクラスの列に並んだ。
そしたら隣の子に話しかけられた。
「名前何ていうん？」
「マリアだよ。」
「マリアか～。よろしくね。私は凛だよ～。」
「凛ね。よろしくね。」そしたら始業式が始まった。

始業式が終わり、凛と一緒に教室に帰った。
なんと凛は私の席の隣だった。
２人共喜んだ。

それからというものどこへ行くのも２人一緒だった。

でも、もうその時から悲劇のスイッチは押されていた。
それから何日かしてその悲劇は始まったんだ。
「お前、キモいんだよ。死んでくれ」
それは私の席の近くの男子から投げつけられた言葉だった。

私はガマンした。
そのうち収まるだろうと思って・・・。

でも、それは無理だったガマンしているとだんだんヒドくなってきた。
人数も増えた。
それは、決まって同じ言葉。
「キモい」
「死ね」
「近くに来るな」
「消えろ」
そればかり毎日のように聞かされる。

それでも毎日休まず学校に行った。
凛に会いたかったから。