甘く、優しく、ときには苦く


一瞬だけ、鈴村 陽菜の方を見てから
また無言で視線をそらす。



「陽菜のこと、すっごく嫌い。」


ギャルはうつむいたままつぶやく。


「いつも、男にチヤホヤされて
苦労もせずにモテてる陽菜が。

あたしは、毎日パックして
月に3回のペースで美容院にも行って、メイクだって必死に練習して・・・
そこまでしないと男が寄ってこなかったのに。

陽菜は違ったの。
パックなんてしたことないんだって。
あの綺麗なストレートはもとからなんだって。
傷みやすい髪質のあたしの気持ちなんて、知らないんでしょうね。」



憎むように語るギャル。


でも・・・・
その言葉を聞いている限りだと

ギャルは・・・・・



「君は・・・・」




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