小さな小さな何か
その日を境に睦月は
三羽に毎日会いに来るようになった


そして、心を閉ざしていた三羽が
ようやく口にした言葉が



『事件のこと知らないの?』

すると睦月は
「知ってるよ。」

『なら、なんで私に近づくの?』

睦月は、哀しそうな目で私を見つめた

「ム……ツ……キ?」


「そんな哀しい質問しないで。僕は三羽が大好きだよだから一緒にいるの、友達が困ってて助けないわけないだろ?」

『と…もだち?』

なんとも言えないくすぐったい感情が
三羽のなかで芽生えた


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