未知
†Ⅰ†
†白、黒(モノクロ)†
終わり、始まり、また終わり。
そして再び始まる。
白から始まったはずの物語は、今はもう爛れた黒で塗りつぶされていて。
同じ始まりといえど、真っ白だったあの頃とは何かが違う気がして…
何が違うのだろう?
きっとそれは得たもの、失ったものがあるということ。
この黒の世界から踏み出すには何色で描いてゆけばいいのだろう?
僕の不安定な気持ちが色に出そう。
今までもそうだった。
でも、永久に僕は描くのをやめないだろう。