死神様の言うとおり!
アズ
*



*



*



ゴロゴロ……


「はぁうっ!」



「ちょっと、柚深(ユズミ)大丈夫ぅ?」


「大丈夫じゃないぃ(TOT)」



ゴロゴロゴロ…


「やぁぁあああ!」



私は柳川柚深。


高校2年生の17歳!



苦手なモノは……


カミナリ。



今日の天気予報では晴れのち曇りだった。


な、の、に!!



「なんでカミナリなのぉー(T-T)」


「しょうがないよ…天気予報だって外れる事はあるよ」



「う゛ーー」


だから晴子にウチまで来てもらった



「そろそろ帰んなきゃ」


「えっ!晴子帰っちゃうの?!」



「うん。門限過ぎたし」


「そんなぁ〜」



そう言っている間にも晴子は帰る準備を始めた


「そんじゃ。また明日学校でね!」



バタンッ


晴子は私一人を残し帰って行った。



ピカッ!ゴロゴロ…



「きゃあああ!!」


もうヤダー!!



ドンドンッ!


「ひっ?!」



ベランダからガラスを叩く音がする


「誰……?」



ガチャガチャ!


次はベランダの鍵を開けようとする音。



「え…やだ……何…?マジでやめてよ…!」



ガチャガチャと鍵の音がなる度に

恐怖心がまし、何かも分からない


得体の知れない物(または人)が


近づいてくる様に感じる


カチャ……


ついに鍵が開いた音がした



「やっ!くるなぁあ!」


私は近くに置いてあった物を全てその何かに投げた



「ちょっ!イテッ!!やめろって!」


「え……」



私は手を止めた


「俺の名前は死神の[アズ]。」



「え……何?マジ何なわけ…?夢…?」



「閻魔大王様の命令により柳川柚深を地獄まで迎えにきた」


「は………?」



この嵐の夜が私たちの出会いだった



つづ
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop