アダルトチルドレン
それから、二週間ペースでカウンセリングと薬を貰う為病院へ通う事になった…。

家から片道車で一時間半… 決して近い距離ではないけど、あたしはここの病院でこの、パニック障害という病気を治していく決心をした。


初めて飲む安定剤…。
目が据わったりしないか抵抗はあったが、治療の為だと飲み続けた…。

副作用にフラツキと眠気があったが、フラツキがハンパなかった…。

家にいても、ゴンゴン壁にあたり、知らぬ間に痣をつくるしまいだ。


朝、夜はボーっとしてる事が多かったが日中は体が動くので気晴らしに運転をしていた…。

いつもの見慣れた道。

信号が赤に変わったので、タバコをとろうとした瞬間、

「ガツン、ガツン」

「ふざけんじゃねーよ…二回も当ててくれてよー。ムチウチになっちまうじゃねーかよ…」

ガス屋のトラックから、中年の叔父さんが剣幕な顔で下りてきた…。

いったい何が起きたのかわからず泣き出してしまった…。


事故を起こしてしまったのだ…。

気持ちがパニック状態に陥り、何をどうしたらよいか何も考えられなかった。

トラックの叔父さんが警察に電話を入れてくれたので、首を押さえながらいる叔父さんに謝った…。
「すいません…今安定剤をのんでいてその影響もあって注意にかけてしまったかもしれません…本当にすいません」

それを言うのが混乱してる杏里には精一杯だった…。


すると、
「そんな薬のんで運転してんじゃねー…人でもひいてたらどうするんだよ」

そう怒鳴られ、あたしは謝る事と泣きじゃくる事しか出来なかった…。

自宅に電話をしたら弟が電話にでて泣きじゃくるあたしに何処にいるのか?不安そうに聞いてきた…。


警察が到着した頃、わざわざ弟が心配してタクシーで事故現場まで来てくれた。
情けない気持ちを抱えながら、事故検証をしたり、して警察官と話をした…

「パニック障害で、どうしたらいいかわからなくて…」
そう意味のわからない事をいってるあたしに、警察官は言った…。

「自分の奥さんも、パニック障害だから気持ちはわかる…事故は注意しても起きる事だから仕方ない。次からこれをバネに一層注意して…」

そう言ってくれてホッとした。

< 34 / 43 >

この作品をシェア

pagetop