兄と私と弟と。

イヤガラセ







家に帰ると

私は部屋で何気なく携帯をイジっていた。




その隣には‥


眠りについた楓斗が居た。





なんか‥‥




ちょっとかわいいカモw




そう思いながら

柔らかい髪に触れた。






すると‥





「きゃっ」





眠っていたはずの楓斗がいきなり私の腕を掴んだ。







少し長い前髪から見える透き通った瞳




視線がぶつかる度に

心拍数が早くなる。






「ち、ちょ‥‥」





なに!!????



楓斗って‥

やっぱモテるのかな


見てるだけで
ドキドキしちゃうよ‥




私‥

最低な事しちゃったのかな


愛魅ちゃん‥
どうしてるかな?








妙な胸騒ぎが

私の心臓をザワめかす。



あれ‥

さっきまでドキドキだったのに‥‥‥














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