boyshな女の子
《華鈴side》
「………とにかく、あんたのことなんか認めないからッ!!」
屋上へと繋がるドアを開けた瞬間私の目に写ったのは泣いている凪と、その前に立つ水城だった。
凪が「ちょっと屋上行ってくるね」とキレ気味で言ってから20分近く経っているのに、全く帰って来ないので心配になり様子を見にきたらこれだ。
凪は水城に対して怒っていたのか……。
「お前に許可取る必要ねぇだろ」
剣呑な空気を醸し出している2人は、俺に気が付く素振りを全く見せない。
そしてこの2人が一体なにについて話しているのか理解出来ない俺に口を挟む余裕は無かった。