春夏秋冬ー恋する彼女の気持ちー


春。

出会いの季節。
別れの季節。

あたしは、あなたに出会った。

第一印象は最悪だった。


入学式の終わった廊下で突然ぶつかってきて

「ごめん!」

この一言で済まされた。
おもいっきりしりもちをついて隣にいた親友に笑われた。


しかも、同じクラスであたしの前の席。

あたしは「工藤」
あなたは「桐島」

男女混合の出席番号。

とことん運が悪いと思った。

あなたも気づいて

「さっきはぶつかってごめん。これからよろしく」

って、笑顔で言ってきた。

不覚にもかっこいいと思ってしまった。

「あたしこそよろしく」

ぶっきらぼうにいった。

笑顔でいえないあたしは素直じゃない。

「運命かもね」

親友の冷やかしも

「そんなことない。最悪。」

このとき、きっと一目ぼれをしていたのに...


これまた素直になれないあたし。

< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop