俺達にはオーナーがいる
冴が膨れると

「我儘だなぁ。」

立は言って笑う。唯にニッコリされ、連は肩を震わせて声を殺してわらっている。冴も恥ずかしくなって俯くと、唯はそんな冴に意地悪く覗き込みながら聞く。

「そんなに一緒にいたい?」

「いたい♥」

飛び切りの笑顔で応える冴。

「じゃぁ、添い寝してくれる?」

唯も笑顔で返す。もちろん、速攻で答える冴は

「する!!」

「「ばか!!」」

連と立は声を揃えていう。その息のピッタリさに「クククッ」と唯は笑ながら

「ごめん…冗談だから。」

と笑続ける。

「…なんだ…」

小声で言ってちょっと凹む冴に優しく唯が言う

「人と一緒に寝られないんだ。期待させちゃった?ゴメンね?」

「……うん…。」

そんな風に言われては、冴も納得せざるを得ない。
冴えが来てから3ヶ月、唯は冴と2人だけの時間を作ってない。
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