【完】好きじゃないもん!


そのときだった。


「「ガラガラガラ...」」


ドアの開く音とともに未優の声が響く。


「直が...。窓から落ちてっ...ふっぅ。」


直が!?

うそ...?

「ねえ、嘘だよね...?由宇?椿?...未優。」


みんなに意見を求めてみるが下を向いて首を振るばかり。


泣き出した未優は私の机にうつ伏せた。


「...今、病院に運ばれていますの。」

「そうなの...。未瑠、行ってあげないの?」


いやだ、嘘だよ?

なんで、窓なんかから落ちちゃうの?


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