【完】好きじゃないもん!


直が驚いているのが分かる。


「か、勘違いしないでよ。...今は一時の気の迷いだよ。」


自分に言い聞かせるようにつぶやいた。


腕から伝わる直の体温。

シトラスハーブの直のにおい。


全部全部、私の大好きな直だった。



「っふ。気の迷いか...。そういうことにしておいてやるよ。」


意地悪な直の声が頭上で聞こえた。



< 191 / 239 >

この作品をシェア

pagetop