【完】好きじゃないもん!
まったく。
この王子様はどれだけ私をいじめたいのだろう。
ゲームなんかしなくても、うそで付き合わなくても私は十分いじめられてるよ。
「未瑠...。許して。」
直の聞いたことのないかぼそい声が聞こえた。
「え...?どうしたの、直。...んっ。」
いい終わった直後、振ってきた直のキス。
「んぅ...。」
暖かくてはかなくて優しい。
でも、切なくて今にも壊れそう。
どうしてそんなに悲しいキスをするの?
直...?