【完】好きじゃないもん!


直SIDE


保健室を出てからため息をついた。


「はぁ。」

また、やっちまった。



だめだって分かってるのに体が勝手に動いた。

あの時も、


何でメアドなんか渡しちまったんだよ。


そして、

今も


世で言う姫抱っこで運んできてしまった。


困るんだよ、俺はそんなに優しくねぇ。



ぐっとてを握り締めて音楽室へ向かった。



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