年上ヤクザ



昔から春は私を大切に想ってくれた。


「しょうがない。返さなきゃ。」


私は春を見た。


「…………。
じゃあさ、今日…一緒に合コン行かない?」


…………………。


「はっ……?」


「お願い!女子一人足りないの!」



春は私に頭を下げた。

でも私は知ってる。
合コンで彼氏を作らせて、ピンクで働かせないため。



私を想っての事。



「…ありがとう。春。」


私達は笑いあった。












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