声がないのなら
【マイEYE】
[マイ]
目が覚めると
ユウリがいた。
「…」
ユウリは私を優しくみた。
その目が優しくて優しくて
切なくて 自然に涙が出てきた。
『大丈夫?』
ユウリは手話をした。
ユウリ....
手話勉強してくれてたんだ。
私は首を横にふってしまった。
どうしてだろう...
いつもの私なら「大丈夫」って
いうのに。
強がるのに…
私はなにかがきれたように
手話で彼に伝えた。