大学生、それぞれの恋愛


「好きだよ、真理…」


「わたしもだよ…ん」

唇を重ねれば、感じ取れる相手の温度。
緊張しているのかな、少し震えてる。

「真理、ん…真理」

「なに、広隆?」

「……したい」



結局彼もか。
そんなことを思いながらも私は彼に体を許してしまう。

心もすべて好きになってくれる人が現ればいいのに。


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