続・俺様婚約者~甘い甘い新婚生活!?~
「ああ!元気さ。君も変わりなさそうだね」
そこまで言うと彼は話を止めて俺の後ろから降りて来た百合子に視線を移した。
「……」
ジョセフの目が一瞬キラリと光ったのを俺は見逃さなかった。
「ユート、君のワイフかい?
……いや、驚いたな」
「…ああ。妻の百合子だ」
すると彼は俺を押し退ける様に前に出てきて百合子に片手を差し出した。
「ユリコ、初めまして、ジョセフだよ。
いやあ、ユートが結婚したとは聞いたけれど、君の様な綺麗な子が相手だとは知らなかったよ!」
「……?」
突然ジョセフに早口の英語で親しげに話しかけられ、百合子は驚いて固まっている。