Bloody chocolate ー甘美な初恋ー



ある日の晩。


いつものようにイクトが
私の血を飲みに来た。


初日の頃から最低2日に一回は

私の部屋に来ていた。


月を見て色が変わった瞳が私を見つめる。


薄く微笑んで「今日も良いだろ」
、なんて言う。



こくん、と私がうなずくのを合図に
イクトが私の首筋に口をあてた。




< 35 / 207 >

この作品をシェア

pagetop