静かなる
二人だけの

招かれざる客

慎吾がいつものようにわたしに話し掛ける。


そんな慎吾の姿はいたたまれない。

しかしどんなに胸をいためても、涙すら出ない。


出てもわからないだろうが。
感触がない。
感じることができない。

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