天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
「おぉおぉおおぉおぉおっ!」

ルイの戦いを見ていた鼓姫が、100万ワットの輝きを瞳から放ち、興奮する!

「先週出たばかりの必殺技だ!生で見られるとは超レアなのだ!」

他の子供達も同様だ。

ヒーローショーとしては相当に趣向を凝らしたド派手なものだ。

大満足といった笑顔を見せる。

しかし…。

「おかしいな」

鼓姫は、はてな?と首を傾げる。

「『テンジンスパークボンバー』は、テンジンジャー五人のパワーが限界まで高まった時に、初めて使える武器なのではないのか?何故ピンクだけで使えたのだ?」

(ぐ…!…このガキ細かい設定までよく知ってるなっっっ!)

仮面の下で、ルイが言葉に詰まる。

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