Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜



「もう、そんな引っ張らないでよバカ遥季!」

「なっ!そんなこと言ってっと、お前の分まで食べちまうぞ!」


遥季が噛み付いてきそうな勢いで言うから、私も言い返そうとすると、苦笑する樹さんに止められてしまった。





今、ウッドデッキにはテントみたいなのが張ってあって、なかなか涼しい。

ウッドデッキには、樹さんとたっくんと夕都がいた。




「わーっ、美味しそうっ♪」

キラキラした、黄色がかったオレンジ色が綺麗。



「陽依、足、あげて。」

イスに腰掛けるなり、夕都が言うから、首をかしげながらも膝から下を上にあげた。




「…はい。」

そう言って夕都が用意してくれたのは、氷水の入った桶だった。



「冷たくて気持ちいい!」

足を浸けると、ひんやりして気持ちいい。
夕都にお礼を言うと、微かに笑ってくれた。





「…うん、最高の昼下がりだ!」

私が言うと、たっくんと遥季にゲラゲラ笑われてしまった。









< 215 / 329 >

この作品をシェア

pagetop