Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜





「夕都…っ」


夕都に繋がれた手の温もりが…
切ない。
切なくて、熱い。




夕都に呼び掛けても、夕都はただ私の前を足早に進むだけ…。



伝えられてない…って?
何を…?



不安と…少しの期待に、胸がつぶれそう。
ダメだって、分かってる。
けど…





夕都が足を緩めたのは、S寮に辿り着いてからだった…──。









< 295 / 329 >

この作品をシェア

pagetop