雨をあびるアジサイ


少しずつ大きくなり、次第にハッキリしてくる視界。


ぼくはあふれる想いをぐっとおさえ、傘をその頭上に差し出しながら、静かに声をかけた。





「……寒くないですか?」




< 155 / 200 >

この作品をシェア

pagetop