続・狼彼氏×天然彼女

11・嵐の前日






◇◆◇◆舜◇◆◇◆



ついに、昨日俺の部屋で実紅とシてしまった。



顔なんか、タコ以上に真っ赤になっちゃって、いつもするキスぐらいで、照れてた。



たしかに、容姿はどんな男が見ても可愛いと思うけど…



正直いって、あの時の実紅は、とても色っぽく見えて、なぜだかキレイに見えた気がした。




「こら!舜っ!」


「…あ?」


「呼んでんだから、変な妄想してねぇで返事をしろ!」



妄想してねぇよ。



てか、俺はいつの間にか教室まで入ってきてたらしい。



修夜と洸太が俺の横のイスと机に座って微妙に怒っていた。



つか、机に座んなよ。



「で?昨日のことを詳しく聞かせてちょっ♪」


「は…?」



昨日のことを言わなきゃなんねぇなんて、意味分かんねぇ。



全然、昨日のことを言う気なんてさらさらねぇっての。





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