続・狼彼氏×天然彼女





微妙に戸惑う2人。


自分で大胆発言しときながら茹でタコみたく真っ赤なあたし。


そんな大胆なあたしに驚きと戸惑いを見せる舜。




「…今日は大胆だな」




抱き締めたまま耳元で、そう囁く舜に体がピクリと反応した。



大胆にさせたのは、舜のくせに。

まるで人事のように言葉を囁く。



そんな舜をもっと困らせたくなった馬鹿なあたし。



「だって、好きなんだもん」


「は?」



………。



愛の告白を、めったに言わない告白を


舜はサラッと『は?』の一言で片付けた。




「キスしてほしいほど、俺のことが好きなんだろ?」




ニヤニヤしながら、そう言う舜にイヤな予感がした。



これから、どう苛められる友とも知らずに…。




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