続・狼彼氏×天然彼女






実紅はそれから全てを話した。



修夜に告白されて
舜には俺から言うから内緒にしとけと言われ


これからはもう、修夜んちの姉貴の面倒を見に行くのは無くなった事。



涙しながら話す実紅。



それをただ、何も言うことが出来ずに聞いている事しか出来なかった。



「…あたし…全然知らなくて」



声の震えは弱まってきた。



「修夜が…あたしのことを……あんな風に想ってくれてたなんて…」



本当はそれ以上聞きたくなかった。


他の男のために泣いてる実紅を、それ以上見たくなかった。



「…ごめんねっ…、あたし…」



修夜のやつ…

なんで実紅を好きになったんだよ。



「修夜の告白……ちゃんと断れなかった……」



誰よりも自分のせいで人を傷つけるのが嫌いな実紅。



だから、仲良かった修夜からの告白を断れるはずもなかった。



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