甘くないコーヒー
上から10人に連絡したが、どの同級生も「知らない。」との事だった。

明日見は、ちょっと休憩とゴロリと仰向けになりオレは、タバコに火を点けた。

「早死にするよ。」

チラッとオレを見て言った。

「光ちゃんがいなくなったら、私、困るじゃん。」

オレは、タバコの火を消した。

腹這いになり、頬杖をついた明日見は、またニヤニヤして

「私の事、心底惚れてるんだね。」

「約束したからな。明日見の前から、いなくならないって。」

明日見は起き上がると、オレの頬にキスをした。
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