鬼に愛された女


「……わかった。通せ」

ため息をついて神威はその場に座った


「頭領。失礼します」


入ってきたのは美月とあまり年の変わらなさそうな女だった


化粧は厚く、身にまとう香は神威好みの香りではないので、思わず顔をしかめてしまった


顔も好みじゃない


「やっと会えましたね。お噂通り、本当に凛々しい方なのですね」


頬を染めて言う世事も、全くうれしくない


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