鬼に愛された女
泣き出した琥珀を見た白雲は、舌打ちをして、美月から琥珀を奪い取る力が強まる
「姫様!」
白雲の後ろから近江が急いで走っている姿が見えた
「伏せてください!」
近江は刀を振り上げて、白雲に切りかかる
白雲は琥珀から手を離し、軽やかによけた
「一体何のまねです!私は容赦しませんよ!」
近江は美月のもとにかけより、庇うように美月の前に立った
「近江、俺の邪魔をするな。邪魔するなら、誰だろうと俺も容赦しない」
腰に差していた刀を抜きながら、白雲はそう言い放った