先生とあたしの子育て〜愛する家族〜


佳菜と櫻先がまるで恋人のように寄りそって寝ていた。



…わからない…



なんでだ?



佳菜と櫻先が…




「これはどういう事だ?佳菜、櫻先…」

俺がそう呟くと佳菜と櫻先は慌てて体を起こした。

「亮!?」

「相葉…」

「こめん、2人共。止めたんだけど…」

「亮が…『部屋に行く』って聞かなくて…」

美羽と美希はこの事を知っていたかのように言った。

「…いいんだ、謝る必要はない。そうだよな?佳菜」

「…うん。でも、理人」

「大丈夫だ」

そう言って、櫻先は佳菜の頭に手をのせた。


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