叶わない『大好き』


「じゃあ‥返事きたら、
夏花にメールするから。」

「うん‥よろしく。」

じゃあ‥って去ろうとしたとき、

「夏花!!」莉子が言った。

「メール‥来た。」

「え?!」
急いで戻って、覗き込む。

先に見ていた、莉子が言う。
「はぁっ?」

何‥無理って返事とか?

「マジ?だって!!」

ほらとあたしにも見せてきた。

「マジだよ!!」

あたしは焦って、
携帯に叫んでしまった。

莉子が返事をすると、返ってきた返事。

莉子が読み上げる。
「返事は俺が直接言うのと、
お前を通すの、どうすればいい?」


< 88 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop