*初恋④* ~☆梨紗のFirst Love☆~
袋の中にはうさぎのぬいぐるみとヘアアクセサリーが入っていた


梨:「大魔王うさちゃんだぁ♪♪大魔王だよ♪♪」


一:「ホントだね。梨紗、大魔王グッズだけは集めないでね?」


梨:「うん♪♪」


梨紗はうさぎを戻し、一磨の額を撫でた


一:「ありがと。

梨紗、萌ちゃんどうにかして。」


梨:「健樹君の方が効果あるよ(苦笑)うち言いくるめられちゃうもん。」


一:「健樹か、忘れてたな。月曜日にでも言っとこ。

真人様にな、一応認めて貰ったから。」


梨:「美香さん一磨のこと気に入ってたから真人さん説得しなくても大丈夫だよ(苦笑)真人さん、美香さんには逆らえないから。」


一:「美香様怖っ。
真人様のことオッサン呼ばわりしてたし。」


梨:「よくあるよ?
再来年のクリスマス、真人さん達のお家行く?」


一:「勿論♪♪

冬休みさ、お袋が梨紗連れて来いって言ってるけど、どうする?」


梨:「…行きたい、かも。」


一:「伝えとく(苦笑)

親父には気を付けろ。」


梨:「一磨のお父さんだから怖い人、とか?」


一:「違う。怖くはないから安心して。ただ気持ち悪い。見りゃわかる。親父優しい方だしな。」


梨:「優しいパパさんとマナさんが育てたのがコレ?」


一:「そう、コレ。俺親父に殴られたことないな、そういや(苦笑)お袋とカナさんからはあるけどな、兄貴もだけど。」



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