甘い毒
陽を浴びる蝶

久しぶりにキスをした。

生まれて初めてのキスの様に、緊張して…少し震えた。


触れるだけのガキみてぇなキス。

お前が、あの日くれたキスと同じだと思った。



「…っふふ。」


唇が離れると、お前の口から笑い声がこぼれた。

それは、二年前と変わらない。
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