とある少女2人の物語。
◇真理side

HRが終わったら転校生の周りに集まって来た。
私は転校生から逃げたくって、友達の春華の所に行った。

「あっ、真理!転校生どう?」

「え、あぁー。うん。」

「アハハッ。真理、分かんないし。」

「いいの、いいの。」

「転校生可愛いけど、性格ブスそうだね!」

「きっぱり言っちゃ駄目だよ。」


私の友達、詩歌野 春華。可愛いけど、腹黒い。
怒ると怖い子なんです。

「...真理、なんかあったら相談してね?」

「...大丈夫。」

春華は"あの事"を心配してくれたのだろう。
大丈夫じゃないって、言ったら嘘だけど。
でも、最近は大丈夫だ。

「あっ、春華。
私、サボるから!適当にごまかしといて!」

何故サボるかと言うと、一時間目は大嫌いな数学なので。
サボるのだ。

「...ハァ、分かった。あとでパン奢ってねー!」

「ありがとー!」

私はそう言って屋上に向かって走った。

ーこれが"あいつ"との出会いの一歩だった...ー

< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop