悪魔の2人に愛の花を。

綺麗な薔薇には刺が有り




あたしは呆れるしか今は出来ない。



なんであたしが…


付き合うのよ…。



しかも、顔も知らない男子となんて…ありえなさすぎ。




体育館を次々に出ていく人たちを余所に、あたしはステージにそのまま立っていた。



隣には、桜田門千種もいる。



本当に困る。こういう事。

第三者があたしの人生踏み躙るのよ。



あたしは現実逃避までとはいかないけれど、呆れてしまっていた。


「はぁ……」



思わずその場にしゃがみこむ。







「俺様と付き合えるんだぜ?なんでそんな落ち込んで嫌がる。光栄だろ??」






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