闇氷花



―…どこ行くんだろう?

抱きかかえられてから颯にバイクまで
運ばれてそのまま後ろに乗せられて
颯はずっと無言。


行き先さえも教えてくれない。


―――――――…………
―――――…………
―――………



暫くするとバイクが止まった。

いつのまにか眠っていたみたいで
瞼を開けるとそこはいつかの
展望台―…。






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