元カノ

私は部活終わりのヒロを呼び出した。

ヒロは驚いていたけど、私の話を聞いてくれた。

『私、ヒロと別れてからもヒロの事ずっと好きで諦めきれなかった。何で私以外に好きな子できたんだろ？何で私じゃだめなんだろ？何であの子なんだろ？って、いつもいつも考えてて、前をむいて進んでいけなかった。けど、タカヒロが一緒にいてくれて、ヒロにはヒロの幸せを大事にして欲しいって思えるようになった。今まで、本当にありがとう。彼女と幸せになってね。』

私は自分の気持ちだけ伝えると、その場から走りさった。

『かな！ありがとな。お前も幸せになれよ。』

私に向かって、ヒロは変わらない笑顔を最後にプレゼントしてくれた。

私が好きだった人は最高だったよ。