不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生
「実は俺、霊感が強いんだ」

俺はもう一度、コンパクトをポケットの中で握り締めた。


「俺とみずほの出逢いはデパートのトイレだった」

俺はあの日の記憶は全く無いに等しい。
でもお祖母ちゃんから聞いた話を頼りに切り出した。


トイレの中で怖い思いをした事。
それがキッカケでトイレき行けなくなり、オムツを付けた事などを話した。

保育園でみずほに睨まれ、怖い女の子だと思った事。

その時、実はみずほを傷付けていた事。

それがきっかけでみずほに嫌われた事。

そしてその全てが運命だった事を包み隠さず話した。
< 104 / 203 >

この作品をシェア

pagetop