不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生
クローゼットを開ける。
気が付くと俺はクッションに顔をこすりつけ泣いていた。


嗚咽を漏らしたくなかった。

みずほが悲しむ事が解っていたから……


俺は叔父さんと同じ方法をとっていた。


又命が失われるかも知れない。


幼なじみが犯人かも知れない。


知れば知る程地獄に近付く。


「う、ううー」
それはとうとう始まった。


俺はクッションをキツく口に充てた。


「わあぁぁぁ――」
口から激しい泣き声が湧いて出る。

それを止める事は俺にも出来なくなっていた。
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