不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生
携帯を取り返そうと、みずほが百合子に近付く。

その時……
百合子の手が、みずほの胸に当たる。

みずほがよろけて柵に……
柵に向かってる……


「誰か、誰か助けてー!!」

みずほが叫ぶ。
でも誰も助けてはくれなかった。


もう一度みずほは救いの手を求めた。


「助けてー〜!!」

みずほが叫んだ時、偶然に俺に着信したのだ。

俺がもたもたしていたからだった。
もっと早く携帯を手にしていれば……
後悔が俺を襲った。




誰一人助けてくれなかった。

みんな傍観者だったから。


でも俺には解った。

百合子の手がみずほに当たった時、邪悪な塊がみずほに移った事が。
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