不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生
俺は溜まりかねてみんなの前に出て行った。

先生のいない今、有美を守ってやれるのは自分一人だけだった。


俺は覚悟を決めていた。

既にキューピッド様で
《いわきみずほ》
と出ているのだ。

《まつおゆみ》
の代わりに俺が墜ちても、問題はない。


(――みずほが……
みずほが待っていてくれるかも知れない)


それでも俺は先生に期待していた。

こっそり受け合わせた場所に目をやった。


でも先生は居なかった。
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