不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生
コンパクトの中に
コンパクトに書かれたの文字が泣いていた。

みずほの心を……
みずほの痛みを俺に伝えようとしているかのように。


俺はその気持ちに応えようと思う。
例え誰かを敵に回したとしても、遣らなければいけない事だった。


悪意に満ちた言葉を……平気で書ける人などいない事を信じながら。




さっき目覚めたばかりの霊感。

これを駆使して、鏡面回顧をやろうと思う。

俺にはみずほの痛みを知る権利がある筈だから。
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