イケメン悪魔に恋をした


『遥ー!』
私は教室に着いた瞬間、遥の元へと飛び込んだ。

「小春!どうしたの?」
『うぅ…』
「何があったの?」
『あのね…』


――――――――――――――
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「そっかあ、大変だったね…」
『うん…』
「仕方ないよ、小春可愛いから!」
『そんなことないよー…』

可愛いって言葉は、遥…
あなた様みたいな人に使う言葉なんだよ?

遥は私の大の親友。

長い髪に軽ーくかかったウェーブ、二重でぱっちりした大きな目、笑うと綺麗にできるえくぼ、身長が高くてその上華奢、長くて細い脚。

どこをとっても完璧な遥。


『あのね、遥のがすっごく可愛いんだけど?』
「そんな事ないよ?」
その上、気取らない性格。

『ホントに…』
「…ありがと!」
高くて透き通る声。


こんな完璧な子、そう簡単にいないよ…



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