世界のストーリーテラーへ
スナオヘ
貴方の紡ぐ言葉が楽しみで

いつも聞いていた

貴方は突然、遠くに行くことになって

それを私は知らなかった
待ち続けて

物語の続きが知りたくて
楽しみで

楽しみで

待ち続けた

突然、貴方は…。

居なくなった

貴方は紡ぐことができなくって

きっと…。

悲しかったと思う

心残りだったと思う

貴方は素直な人だから

綺麗な心の持ち主だから
だから…。きっと私の心に残っているんだと思う。

余りに突然だったから

ショックだった

自分勝手でごめんなさい
きっと…。

貴方の方が驚いたに違いないのに…。

きっと…。

きっと…。

悲しかったよね

一人で行ってしまって…。

きっと…。

きっと…。

残したものは言葉の断片…。

紡ぐことができなくって、きっと…。

きっと…。

驚いただろうね…。

こんなに急に居なくなったなんて…。

貴方の物語がもう、紡がれることはないんだね…。

ちょっと寂しいよ…。

自分勝手でごめんなさい…。

突然過ぎて…。

貴方の物語が知りたくて…。

貴方の残した物語は私の中に今もあるから。

最後の物語は聞けないけれど。

それでも。

何度も読み返すよ。

だって、あなたの物語が好きだから。

貴方の物語はここにあるなら。

最後の物語は私が創造力で断片をみるだけ…。

未完成…。

それはそれでいいのかもしれないね。

私が決めてはいけないけれど。

私はあなたの物語が好きだから。

ずっと、ずっと、待ってた。

ずっと、ずっと、待っていた。

いつ何が起こるかなんてわからないから。

だから。

だからね。

ここに手紙書いてみたよ。

ねぇ、よんでるかな?

何処かにいるストーリーテラーへ。

ずっと、紡いで。

あなただけの物語を紡いで…。

きっと…。つながってるから。

願えば叶うかな。

素直な気持ちでいられるかな?

ねぇ、ずっと、紡いで…。

私はあなたの物語が好きだから。

何が起こるかなんてわからないから。

ここに手紙を書いておくね。

届くかな…。

スナオヘ
アナタノモノガタリガダイスキデス

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