あたしの居場所。



あたしが屋上の扉に手をかけたのは

すっかり日が落ちてからだった



「おーい、中澤ー」


C校舎を出て校門に向かう途中
誰かに呼ばれた



振り返ると吉岡がいた



「こんな時間まで何してたんだー?」

「別に」

「うおっ中澤がしゃべった!」

「…」

うぜぇ



「また屋上に居たのかー?」

「えっ!?」



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