again ~あなたと再び歩みを進めるために~




『由依…。』


私って分かりやすい人みたいで、竜と別れて直ぐに由依に竜との事を指摘された。

私の行動で由依を苦しめてたなんて…。

私の頬を涙が伝った。





『ごめんね、由依…。』

「何であかりが謝るの…?悪いことしてないのに。」


由依は涙を拭いて私に微笑みながら言った。




『だって…由依を苦しめてたから…。』

「あかり…。」

『私…何度も由依に話聞いてもらおうとしたの。でも…いざ話そうとすると…言えなくて…。』

「そっか…辛いよね。あかりが話したいときはいつでも言って、いつでも聞くから…1人で抱え込まないで。」

『うん…ありがとう。』





< 167 / 191 >

この作品をシェア

pagetop