アンバランス~不実な俺様部長の甘い誘惑~
私を自分の胸に強引に引き寄せる留維。




背中越しに味わう懐かしい留維の温もり。




心とは裏腹に身体が熱を持っていく。



まだ…留維に直接、肌に触れられてはいないのに・・・



私はそのまま無抵抗に留維に抱き竦められていく。留維の両腕が私の自由を奪う。




私の肩に埋められた留維の端正な顔。


フッと吐き出された留維の息が耳の奥を擽る。




「返事はどっちだ?千紘」



「一晩だけだから・・・」









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